債務整理をした方が楽になるから早めに弁護士か司法書士に相談した方が良いとよく言われています。
ただ、債務整理にはデメリットもあるのを知っているでしょうか。
メリットしかないのであれば、誰もが借金で苦しくなったときには債務整理をするでしょう。
ここでは債務整理のデメリットを簡単にまとめました。
債務整理をするかどうか悩んでいるなら、デメリットについても十分に理解してから手続きを始めましょう。
個人信用情報機関に記録が残る
債務整理のデメリットは個人信用情報機関に事実が記録されてしまうことです。
日本ではJICCやCICやKSCといった個人信用情報機関にクレジットカードの利用状況や金融機関からの借り入れ情報などが記録されています。
カードローンなどの融資を利用するときや、クレジットカードの発行をするときなどには履歴を参照して審査されるのが一般的です。
債務整理をすると事実が記録されるため、返済能力について不安がある人と判定されます。
債務整理をすると最低でも5年間は記録が残るので、その間はローンを組んだり、クレジットカードを手に入れたりするのが困難になります。
債務整理そのものに費用がかかる
債務整理は返済で苦しんでいる最中なのに費用がかかるのがデメリットです。
債務整理の内容によって違いがありますが、任意整理では債権者ごとに5万円~10万円程度、個人再生では総額で50万円~80万円程度、自己破産では40万円~100万円程度が費用相場になっています。
債務整理にかかる費用も加味してどの方法を選ぶかを検討することになります。
例えば、任意整理の場合には毎月の返済額に加えて、月割で数ヶ月から1年くらいをかけて費用を支払うのが一般的です。
費用負担があることは念頭に置いて債務整理をするようにしましょう。
債務整理をすると今後の金融サービスや自己資産について問題が生じるのがデメリットです。
債務整理の記録が個人信用情報機関に残るので、金融サービスを使いづらい状況が5年以上続きます。
さらに債務整理に費用がかかるため、資産が厳しい状況に陥るリスクがあるのが注意点です。
返済がつらくなったときの救済措置として使えるのが債務整理です。
デメリットも考慮してやるべきかどうかを慎重に検討しましょう。
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